2022-04-09(金)～10(日）長野県中川村陣馬形山キャンプ場

　この日は陣馬形山キャンプ場2022年オープン初日だった。3年ぶりの陣馬形山キャンプ場、BOYS CAMP THE MIDNIGHTのediさんと一緒に張った。



　本日ここに張っているキャンパーは全員戦いを勝ち抜いた勝者だ。

　予約開始は3/1 AM0:00だった。直後になっぷのサーバーダウン→AM1時半過ぎに復旧→サイト｢360」が瞬時に完売→見えない誰かと戦っているような予約画面に張り付いて、なんとかサイト「空」を2サイト確保。。。

　なんだかんだ2時間はPCに張り付いてF5押していたと思う。この日居合わせたキャンパー達を見て、まるで戦友の様に感じてしまった。

　その予約さえ取ってしまえば、わずか19組のゆったりした天空のフリーサイトが待っている。




キャンプ場に到着したら、あの山小屋が受付場所に。外観とのギャップがものすごいオシャレ空間に変化していた。

























　ちなみにかつて、ここに来た時は、畳とだるまストーブがあるだけの埃っぽい空間だった。下は7年前の写真。





　受付を済ませて予約していたサイト「空」へ。上から2段目のサイト。できるだけ山小屋に近い方が景色がいい。
　






　本日のテントはHilanderさんからモニターの依頼を頂いたA型フレームティピー、ハイランダー ディアーグ。21年11月発売の新しいテント。




　A型フレームの為、中央のポールが無く テント内のレイアウトに自由度があり、動線の確保も容易。中に入っているコットもテントと同じハイランダーのアルミ製




　インナーテントも付属するが、今回はアウターだけ使った。テント内サイズは270cm×270cmでソロとしては十分なスペース。高さも210cmあり出入りし易い。





　センターポールが無いので真ん中に椅子が置ける！ソロ道具を全部テント内に入れて過ごすようなキャンプにも対応可。ただし開口部がデカいので解放感と共に若干の晒され感があり、テント内の道具は綺麗にレイアウトしておきたい。




　そしてこのテントの特徴、ドアパネルに2段階に広げられるサイドフラップ内蔵。広げて陣幕のように使う事ができ、コロナの飛沫防止が可能。最近の潮流に合ったテントと言えよう。と冗談はともかく、この日は風がきつく、このサイドフラップのおかげで助かった。









　ediさんとのツーショット。彼のテントはOneTigris SOLO HOMESTEAD。サイト「空」はこんな距離感で張れる。











　昼食後ediさんと1,445mの山頂へお散歩。中央アルプスは大気が湿っていたけど、木曽山脈の稜線は見飽きない。




　南駒ケ岳(2841m）赤椰岳(2798m）と伊那谷の風景。その高低差とミニチュア感にいつも目を奪われる。









　南アルプス側は順光でくっきり。ediさんが望遠で撮ったら面白いかも、と言うので200mmのレンズ使ったら、撮った事のない南アルプスの写真になった。










日が暮れる。逆光の木曽山脈が眩しい。。。










　この時期のキャンプ場はまだ水道が使えない。なので手間のかからない男飯一品！ペッパーライスにしてみた。





　ediさんからはスペアリブをごちそうになる。そう、１番人気の「360サイト」の予約を勝ち取りながら、本日あばら骨骨折により欠席したEgnathさんに向けて、愛情の一品。




　夕食食べてたら、花火の音が伊那谷に響いているのが聞こえる。サイトからは見えなかった。ediさんと二人で慌てて三脚担いで頂上に上がる。

　息が切れてるのに、すごく焦るｗｗ。撮影モードをバルブに、フォーカスマニュアルにしてレンズの無限遠を探す、絞りを閉じる。暗くてカメラのレリーズ刺す穴が見つからない。。。もう、カメラを操作する人差指と親指がフル稼働ｗ

　わずか15分程度の花火大会。なんとか一枚だけショットできた。伊那谷に上がる花火を天空から見下ろす。





　花火が終わると、焚き火が不可能なほどの強風が続き、体温を持っていかれる。ハイランダー ディアーグのサイドフラップ開いて風を止め、泥酔タイム開始。







　酔いも深くなってから夜景撮影へ、、、景色は時間によって次々に入れ替わっていくので陣馬形山のキャンプは忙しい汗




　この日のキャンプを選んだのは実は私ではなくediさんなのだが、上弦7.8の月明りを利用して、夜景と稜線をとってみたいとの事だった。

　自分だけだったらこんなに明るい月の日を選ばないので、新たな気付きがあった。この明るい月も12:50分には沈む。常に月明りを意識して行動する親父2人。










　AM2:00。2人とも寝坊せずに起床！そういえば初めて陣馬形山に来た時は天の川を撮りたいと思ったからだった。今日ははっきり肉眼で確認できるとても濃い天の川。山頂に登っていくとびっくり。

　誰も居ないと思っていたのに既に5，6人のカメラマンが撮影を始めており、慌ててライトを消した。あの戦友達の多くがキャンプというよりは撮影目的の人たちだったようである。




















　あーでもない、こーでもない2人でぶつぶつ話しながら撮影するのはめっちゃ楽しい！この日は雲も一切無く陣馬形山にスローシャッターが響いていた。







翌朝、晴天。


































　予約必須有料になった陣馬形山キャンプ場、その昔は野宿感の趣が残るキャンプ場だったが、管理棟もトイレも綺麗に、しかもおしゃれに整備され、枯れた親父だけが利用するキャンプ場では無くなった。

　水の出ない時期を除けば、安心してお父さんも妻子を連れてファミリーキャンプが可能だろう。もちろん、天空の景色は今も昔も変わらない素晴らしい絶景。

　このキャンプブームの中、無料開放のまま放置されたら毎週末難民キャンプ状態になるのは簡単に推測できる。このシステム変更はゆったり、のんびりしたキャンプ場にする為に、おおいに意義のあるものだったと思う。

　しかし、週末にこのキャンプ場を予約する為には前述の戦いに勝ち残らなければならない。偶然ここに居合わせたキャンパーは全員、この景色を見る為に集まった戦友なのである。






■陣馬形山キャンプ場
　〒399-3801 長野県上伊那郡中川村大草1636
　https://jinbagata.life/
　https://www.instagram.com/jinbagatayama_official/

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