浩庵キャンプ場 千円富士ソロキャンプ

へり

2016年06月07日 23:51

2016-06-03(金)~04(土)  山梨県南巨摩郡 浩庵キャンプ場

 晴天の予報、金曜日に有休を取り、富士五湖の一つ本栖湖にある浩庵キャンプ場へ。昨年の夏に来た時は富士山もあまり見えず、混雑の中で大変なキャンプだった。良い思い出の残っていないキャンプ場だからもう一度行ってみたい。




13時頃キャンプ場着、受付でソロ料金2,600円を支払う。高い。。。そうだった、ここは駐車場代とテント代と入場料がかかるんだった。。。近所の精進湖キャンプコテージが設備に大差も無いのに800円である事を考えると3倍以上のお値段設定。

林間サイトと湖畔サイトが選べるキャンプ場だが、湖畔サイトは傾斜が急なので前回は林間に張った。今回は湖畔サイトに設営場所を探す。車で行ける浜辺の最奥部にわずかな水平ポジションを見つけ、小さなソロテントVaude Power Lizard SUL 1-2Pを張った。



トイレと炊事場から遠く、おそらく不人気な設営場所だろう。水は4Lを持参した、トイレは一日一回だから遠くて構わない。割とソロキャンパーにとってベストポジションだった。






 この日は晴天の予報だったから1,000円札に印刷された富士山と本栖湖が見れるかも知れないと期待していたが、良い天気なのに富士山は安定して雲の中にいる。。。また富士山を見せてくれないつもりか。




時間を持て余したので車に積みっぱなしの渓流用釣り具でルアーフィッシング。竿も短く、ルアーも軽く、遠投できない。



 魚の居場所にターゲットを絞って狙う渓流の釣りとは異なり、目標物の無いダダ広いスペースに投げる湖の釣り。ハンティングの要素が欠落し余り好きな釣りではないのだが、意外や意外、魚影は濃かった。

2時間弱の釣りでニジマス2尾、ウグイ2尾。今回は食材も十分持って来ているのでリリースしたが、キャンプ場前は、管釣りや渓流用の道具で十分釣りになる。





自宅に帰って来てから調べたのだが、本州でニジマスが自力繁殖できる湖は、栃木県の中禅寺湖と、この本栖湖だけとの事だ。次に来る時は湖用の釣り道具を準備しよう。

この釣行でトラブル発生。またスマホ水没させてしまった。。。ガラケーも含めると通算4つ目の水没。以後、一切の情報収集が出来なくなる。盗み見していた多くのキャンプブログのブックマークも失った、クラウドに保存しておけば良かった。。。



釣りの後に温泉に行く。お気に入りの温泉「いずみの湯」キャンプ場から車で20分程度、西湖にある温泉だが、道中なんと西湖からは綺麗な富士山がはっきり見える。わずか10Kmの距離の差で富士山の見え方は異なるのだった。



今回のキャンプは富士山の写真が撮れない可能性があるので、無料駐車場に車を停めて一応撮影、この時期にしては空気が澄んでいる。本栖湖からもこんな富士山を眺めたい。






温泉から帰ると夕方、空は明るいのに終始天気雨がパラパラ降っているコンディション。おかげで虹の端っこが見えた。






夕食はオーストラリアビーフを焼く。炭を起こして網焼きするか迷ったが、焚火+フライパン調理にした。この歳になると霜降り和牛よりもお腹に優しく食が進んだ。






今回コールマン200Aを初めてキャンプで使って一つの気付きがあった。今まで使ってきたノーススター2000は比較的明るいランタンだから、それに比べれば200Aは暗くて不便だ。でもキャンプの明かりはこれでいいのではないか。



これまで夜の暗闇の不気味さや、わずかな月明かりを楽しんでこなかったのではないだろうか。そう言えば小学生の頃、父親とのキャンプは小さなオイルランプと焚火だけだった。あの暗さを瞬きするような速度で思い出す。200Aよりももっともっと暗いキャンプだった。

見えなくなると、見えていなかった別のものが見えてくる。親父のキャンプはそんなキャンプだったんだ。だから何時までも自分の記憶に残ったのだ。

何もかも明るく照らしてリビングの様に便利にしてしまった自分のファミリーキャンプ。おそらく子供達の記憶には何も残ってはいまい。




今日の酒は久々のズブロッカ。生姜味のポーランド産ウォッカ。新月前日の暗い夜。晴天の予報を信じ、当然星景狙いでキャンプしているのだが、AM2:00まで待っても雲が晴れず、富士山が顔を出すことは無かった。








翌朝、もうAM 6時を過ぎていたと思う。目が覚めたらテントの中は完全に太陽が昇っている明るさだった。日の出前の朝景を見逃した。慌ててアウターフライを開けたら目の前に千円札の富士山が。。。これか。。。ついにその姿を確認した。

















朝食は梅シソちりめん、あさり、さけ




浩庵キャンプ場。方向的にこのキャンプ場も東京の光の影響は少ないハズだから、きっと富士山と一緒に美しい星空を撮れる可能性のある数少ないキャンプ場の一つだと思う。また富士五湖では珍しく「食べられる魚」が釣れる場所。

写真と釣りが趣味の自分にとっては、実は最適なキャンプ場だったのかも知れない。次はやはりここから見えるハズの天の川を見たい。


この後、まさかの雨予報に変わった事を知る術もなく、淡い期待を寄せつつ、本命のいつものキャンプ場に移動。次回に続く。






■ 浩庵キャンプ場
Tel 0556-38-0117
〒409-3104山梨県南巨摩郡身延町中ノ倉2926
http://www6.nns.ne.jp/~kouan/campmain.html



■ いずみの湯
  〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖987
  TEL:0555-82-2641
  http://www.hamayouresort.com/hotspa/izumi/index.php






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