■ 2016-6-4(土)~5(日) 山梨県南都留郡富士河口湖町 精進湖キャンプコテージ
前日の浩庵キャンプ場から移動、移動距離は車で15分程。AM10:00頃キャンプ場着。
精進湖で受付すると決まって、「湖畔ぎりぎりには張らないで下さい」と注意される。レンタルボート業者の運搬スペース確保が必要だからだそうだ。写真撮影が目的でキャンプに来ており、湖畔ギリギリの構図で撮りたい私は設営場所を交渉する。
「そんな目的があるなら、あの枯れ木がある辺りだったら湖畔でも大丈夫ですよ。」管理人さんは柔軟に考えてくれる。カメラマンが何故この湖に集まるのか、その理由をよくご存じのようだ。
OUTの時間も決まっていないアバウトな昔ながらのキャンプ場。自分が好きなキャンプ場は何処もこんな感じだ。浩庵キャンプ場の急斜面と違い、精進湖湖畔は水平な面が多くサイトに自由度がある。久しぶりに大きな
アメニティドームMを張った。
組むのが面倒なテントだが、広い前室とテント空間はゆったり過ごす事が出来、270×270cmのフロアサイズを一人で使うのは好きなキャンプだ。
今日の快眠道具3種。シュラフ:
Lafuma ACTIVE 45、マット:
NEMO ORA 20M、コット:
WILD-1 キャンパーズベッドII
日中、マックスバリュ富士河口湖店まで買い出しに出かけ、帰ると同時に昨日余ったズブロッカとオイルサーディンで一杯やる。
3時半頃からテント内で過ごして昼寝。目が覚めたらテント内は真っ暗。。。なんと既に19:30だった。前日スマホを失ったのでアラームも無い。近所の風呂の時間に間に合わない。。。風呂に入り逃したばかりか、夕景を撮り逃してしまった。。。
焚火を開始する。先日
しくさんが記事にされていた「
文化たきつけ」、私はヘビーユーザーである。針葉樹の薪なら一切れで着火可能だ。
まさに食っちゃ寝のだらだらのキャンプ。たまにはこんなキャンプもいいか。夕食はフライパンの上にオムライスとベーコン、前日の余り物を乗せて簡単に済ませた。半熟スクランブルエッグを被せたかったのだが、ちょっと焼き過ぎてしまった。
私の家族は長男が卵アレルギーなので、長年オムライスは家で食べられないメニューの一つだった。妻の卵トロトロのレシピが懐かしい。
この日の精進湖。幸いな事に富士山は辛うじて見えている。しかし雲が厚く星空は望めない。新月の週だというのに、2ヶ月前はあれほど居たカメラマンも一人も居ない。大変静かな過ごしやすい夜だった。雲の隙間から覗く富士もこれはこれでなかなか良いではないか。
再び飲み始め、ただただ湖を眺めながら焚火を燃やした。
ポツリ、ポツリと雨が降り始め、消えかけていた焚火は濡れて消えた。アメドのフライを閉じて前室で静かに過ごす。久しぶりの雨キャンプ。アウターフライに雨が当たるパタパタという雨音が心地よかった。この後、雨が止むことは無く翌朝を迎えた。
翌朝
あまりに暇を持て余したので雨の中釣りに講じる。トラウト用の釣り具で釣れる魚はこの湖には居ない。(と思っていた。)ブラックバスとヘラブナがメインの湖だからだ。もし30cmクラスのブラックバスが掛かったらその瞬間にルアーは引きちぎられて持って行かれるだろう。
でも暇だから、キャスティングとトゥイッチの練習でもするか的な釣り。
しかし可愛らしい魚が掛かってくれた。ブルーギル。ブラックバスの釣り人に雑魚扱いされる魚だが、天皇陛下ゆかりの魚である。実は釣ったのも見たのも初めて。トラウト用のロッドのアクションに丁度良く、針にかかった後のぷるぷるという独自の引きがなかなか楽しかった。
特定外来種に指定される魚だが、現在日本に生息するブルーギルは全て天皇陛下が1960年にミシシッピ川から持ち帰った15匹の子孫である事がDNA鑑定で証明されている。この魚の氾濫に心を痛めているとのコメントも記憶に新しい。
朝食は自分にしては珍しく、非和食。シリアルとヨーグルトとフランスパン。ちなみに私は3年フランスに住んだので、通常の日本人が生涯かけて摂取する量のフランスパンを既に食べた。もう大嫌いなパンなのだが、久しぶりだと美味かった。
望んだ星空は見れなかったけど、たまには雨キャンプも静かに過ごせていい。2泊3日、富士の麓で一人の時間を十分楽しんだ。来週からは仕事が忙しい。そろそろ人に会いに戻ろうか。
■ 精進湖キャンプコテージ
〒401-0336 山梨県南都留郡富士河口湖町精進495
TEL:0555-87-2005
http://shojiko.jp/
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