夏休みの静かな休息ソロキャンプ 浩庵テント村

へり

2020年09月12日 06:14

2020-08-015(土)~16(日)山梨県南巨摩郡 浩庵テント村
 

 久々のソロキャンプ。場所は浩庵テント村。おそらく浩庵キャンプ場に張りたいキャンパーは本栖湖の千円富士景観下でのキャンプを望んで選ぶのだと思う。


 ここは浩庵第2キャンプ場とも言うべき穴場。富士山は見えない。本栖湖も徒歩圏だがちょっと遠い。でも森が作る木陰の涼しさと人の少なさで選んだ。「空いてる道志の森」に張ると思えば、真夏のコロナ禍に丁度いい。




 昨今のキャンプブーム、今時関東近隣で夏休みに、しかも土日にこれほど空いているキャンプ場は珍しい。



 この日、Egnathさん家族が本栖湖で日帰りカヌーの予定だったので午前中は一緒に漕いでいた。














最近、毎週彼と一緒に漕いでいるが、、、




ステキ家族の水入らずにソロキャンパーが混ざってしまい、どうもすみませんでした。。。(汗)




 前回の早朝5時から順番待ちするキャンプと異なり、PM1:00に予約無しで遅めのチェックイン。関東はこの日30℃後半の気温だったが、ここは29℃。夜は22℃。木陰のお陰で涼しいキャンプ、一人ぼっちの避暑に丁度いい。









今日のテントは、Tent-Mark DESIGNS PANDA (ゆうかサイン入りw)













 ちょっと嬉しいのが今時珍しい直火OKのキャンプ場。誰かが作った直火跡にアメリカの鍛冶屋さんが作ったTrue Northのクラシックアイアングリルを打ち込む。使うの久しぶり。


























 直火で焚火すると、親父と行った小学生の頃のキャンプを思い出す。当時のキャンプに焚火台なんて道具は必要無かった。親父がテント建ててる間に石拾ってコの字に積むのが自分の最初の仕事だった。





 今日は8月15日のお盆だが、もうしばらく実家に帰ってないし墓参りもしていない。お袋はコロナが心配だから帰って来るなと言う。


  自分が高3の時、突然42歳の若さで逝ってしまった親父。もう親父よりも7歳も年上になってしまった。これだけ親父の思い出にふけっているのだから、墓参りよりも十分な供養になっただろう。今日の焚火の煙は墓にあげる線香と同じさ。








 PM8時過ぎ。たぶん撮れる気がして自分の手も見えない暗さの中、ペンライトの明かりを頼りに獣道を進む。半袖の腕をかすめる草木が不快だ。でも暗闇を求めて奥へ、湖畔際ギリギリに三脚を立てる。











 この時期にこれだけ大気が澄んでいるのは珍しい。さそり座のアンタレスから白鳥座のデネブを超えて、カシオペアまで続く肉眼でもハッキリ見える天の川。


 今日、ほんの数km先の浩庵キャンプ場に張ってたら逆さ天の川+富士が撮れたに違いない。惜しい事をした。。。しかし、あの景色を諦める代わりにカオスを避けたのだ。





 真夏にしてはやたらと美しい爽やかな朝を迎える。湖畔の散歩が気持ちが良い。




























 ソロでキャンプ場を予約しないのには理由がある。


 騒がしそうな客層を避けてテン場を選びたいから。可能な限り遅い時間に行って、他のキャンパーのポジションが確定した後に張りたい。もちろん設営はちょ速で。



 しかし関東圏にはもはやそんな事ができるキャンプ場も少なくなった。


 富士五湖周りのキャンプ場はどこにも張れなかったらとりあえず「ふもとっぱら!」って安心感があった。しかし最近はあのふもとっぱらでさえ入場制限する日が少なくない。もしかしたらここは、静かにソロキャンプできる関東圏最後のキャンプ場なのかも知れない。






■浩庵テント村
〒409-3105 山梨県南巨摩郡身延町釜額
電話: 0556-38-0118
 https://www.kouan-camp.com/






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