2022年の年明けからまともなアウトドア活動をしていない。この2カ月間、ずっと家に引きこもっていたのだ。
古いMac Proをヤフオクで2,000円で落札した。このMacを現在でも十分に使える性能に改造する。来たるべきコロナ明けに備えて、写真と動画の編集環境をバージョンアップしたい。
最初にお断りしておくが、私はApple信者では無い。デザイン部門の責任者だったジョナサン・アイブがAppleを去っていた事を知り、氏がデザインした当時のMac Proをリビングに置きたくなったのである。
とは言っても性能的に15年以上前のデスクトップを使うわけに行かない。そこで最新のPCパーツを使って、見てくれはオールドなMacだが中身は最新のIntelチップセットとWindowsに改造する。そう、最新のApple M1 Max/Proを超える処理速度を目指す。
このMacの筐体を改造する行為はHackintoshと呼ばれ、YOUTUBEなどで検索すれば沢山の方法を見る事ができる。しかし、いざ改造を始めてみるとこれがなかなか一筋縄ではいかない、、、
これは単なる自作PC制作日記では無い。壮大なD.I.Y奮闘記なのである。こんなに大変な作業だとは夢にも思っていなかった。。。
2007年発売のMac Pro(A1186)
ケースを開けてびっくりしたのは、内部が空気の流れに沿ってデザインされており、配線も見えないようになっている事。今の自作PCでは珍しくないが、2007年当時から中身まで美しく配置するなんて流石はMac。
HDDは配線レスで交換できるようになっているし、メモリは専用ボードとして独立しておりメンテナンス性が考えられている。
Mac Proのケースを自作PCとして使う為には大雑把に下記の課題を乗り越える必要がある。
1、マザーボードと拡張スロット取付位置が異なる。
MacのマザーボードはAppleの独自規格なのでPC用マザーボードとは固定位置が異なり、ケース内部の改造が必要
オリジナルのマザーボードは台湾FOXCONN製、CPUはIntel XEON 2.66GHz/4M/1333×2個
2、電源配置の変更が必要
オリジナルは化粧カバー付きの電源でコネクタもPC用とは互換性が無い為、ここにPC用の電源を配置する為の改造が必要。
3、パワースイッチ、LEDランプの配線変更
PCの単純なボタンと異なり、MACは基板タイプのスイッチの為、PC用のマザーボードに接続する為には基板コネクタ配線の変更が必要
4、フロントUSBの改造
フロントパネルについているコネクタは、もはや使う機会の無いUSB2.0やIEEE1394(MACなのでFirewireというべきか?)なので、最低でもUSB 3.2 Gen1(5G bps)及びUSB-C(10G bps)に改造する。(写真は既に改造後)
現在稼働中の自作PCは2台あり、1台は2011年発表のIntel 第2世代Core-i7 Sunday Bridge、もう1台は2012年発表の第3世代Core-i7 Ivy Bridge。
今回10年ぶりにパーツを入れ替えるわけだが、2021年末に発表された第12世代のIntel Alder Lakeを中心にパーツを構成した。
具体的な改造方法、各パーツ選びは次の機会に。
改造記その②に続く
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