この道具、年末のナチュログベストアイテム2023に既に決定w釣り人生を変える道具と言っても過言では無い。
多くの人は、魚探を海の中にいる魚を表示させる道具だと思っていると思う。自分も入手するまでそう思っていた。もちろんそれは間違いでは無いのだが、その機能はこの道具のほんの一部。
途方も無い広さの海。やみくもに投げても効率が悪い。この魚探には自分がパドリングして通った場所の深度を記録し続けてくれるQuick draw Mapという機能が付いており、海底の等深線がリアルタイムで確認できるのと同時に、漕げば漕ぐほど海底Mapが形成され、記録されていく。
また自分の居る場所のGPS座標も明確になる為、スマホアプリ
海釣図v等の海図と併用すればどこに根があって、どこがかけ上がりなのか、自分がどこに居て、どんな地形の場所を攻めているのかが把握できる。濃霧に囲まれてもどっちが沖でどっちが岸なんだか分からなくなる事も無い。
その上で、魚が居れば反応して表示してくれるのである。
前回釣った根の上にもう一度行きたい。そんな時もGPSの緯度と経度をセットすれば車のNAVIのように案内してくれる。
中禅寺湖でレイクトラウト釣るのに、どこに投げたらいいのか闇雲にキャスティングするのとは全く異なり、根拠なく場所を選ぶような類の釣りでは無くなる。
魚と地形を目で確認した後に初めて釣り糸を垂らす。それまでは獲物を探してひたすらパドリング。時に大潮の流れと風に逆らって2km先のポイントに向かう、うねりの中にアンカーを打つ。もうそれは、完全なオーシャン・スポーツ。
当初は魚探を使うのは本来の釣りが持っている魅力を失うのでは無いかと思っていた。しかし、これこそまさに、フライフィッシングでいう所のサイト・フィッシング(見える魚を狙って打つ)ではないか。
相手を見つけて仕留める、フィッシングというよりは、ハンティングに近い釣りにしてくれる道具なのである。
また釣り仲間との情報交換もGPS座標や等深線データをベースに会話するようになる為、曖昧さは無くなり、非常に再現性の高い、データに基づいた釣りが出来るようになる。
但し、SUPに魚探を組み込むという行為は歴史も浅く、2023年現在、専用のマウントなども発売されていない。先輩の皆さんはDIYで様々な工夫をして、なんとか乗せていらっしゃるw
その他ガーミンの魚探をSUPで運用する為には
①モバイルバッテリーを電源にする為に5V→12Vの昇圧が必要
②海水を直接被水する為、防水対策が必要
③振動子をマウントする為の工夫が必要
④GPSの測地系と位置フォーマットの種類を学習する必要がある。
特に①は迷走極まるUSB規格の理解が必要であり、割とハードルが高い。また④はスマホアプリとガーミンの設定を合わせておかないと意図した経緯度と異なる座標に進んでしまう可能性があり、これは命に関わる。その辺りの工夫と苦労自慢は追って記事に。
スマホもチップセットのグレードを下げ、充電しなくても3日間バッテリーが持つ機種に買い替えた。今私は、この道具のせいで麻薬に取りつかれたような状態になっている。
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