2019年11月10日 東京都立川市 国立昭和記念公園
妻が昭和記念公園の黄色い紅葉を見に行きたいと言う。そういえばしばらく紅葉撮ってないな。。。という事で出かける事に。
新しいカメラを買う為に、これまで使っていたCanon EOS 5D MarkⅣとMarkⅢの2台をヤフオクで売ったのだが、MarkⅢの方が諸事情により返品されてきた。おそらく今日は5D MarkⅢを使った最後の撮影になる。
公園に着くと紅葉時期なだけに何やらいろいろなイベント開催中。
各ブースを廻っていると、こいしゆうかさんの本を売っているブースが。
で、本人登場！！なんとこれから写真撮影のイベントをやるという。
手作りの看板にはこう書かれていた。「1,000円払えば ゆうかと2時間、一緒にいられる♪」
こいしゆうかさんとプロカメラマンの鈴木知子さんの共同著書「
カメラはじめます！」の販促イベントのようで、この本に書かれている撮影方法を秋の公園で実践しようというワークショップ。妻と二人で参加した。
左から編集の大川さん、こいしゆうかさん、プロカメラマンの鈴木知子さん
参加者は10人程度で、鈴木先生にアドバイスをもらいながら公園内をうろうろする。殆どの方は鈴木先生に教わるのが目的のようで、不純な動機での参加は自分だけみたい(笑）
しかし、その内容は目からウロコもので鈴木先生の普段気付かない物を被写体にする嗅覚というか発想というか、さすがはプロカメラマン。自分とは天と地ほど、レベルが全く違う。
先生の指示で、写真を秋っぽくする為に晴天下だがホワイトバランスを変更する。赤っぽくする為に「日陰」にした。ここから課題スタート。
最初の課題は、「逆光で太陽の光芒を撮る」。先生、これでいいんすかね？
「違う、ススキの下の隙間から光らせるの、難しいでしょう」
た、たしかに難しい。。。F16に絞っても微妙な角度で光芒が出たり、出なかったり。光芒出すのに夢中で構図まで頭が回らん。。。
次の課題。「被写体の後ろの木漏れ日を玉ボケにする」絞りF2.8開放、レンズの望遠側でショット。玉ボケは出来るが写真の主人公不在(爆）
一見、撮る物が何も無さそうな、ただの草むらで撮影しているのだが、この手の撮影が自分は凄く苦手。
普段は意識する事の無い、目に見えないものを探さなきゃならない。今まで避けて来た内容だけに、難しくて楽しい。新たな気付きがたくさんある。
参加者のみなさんも気さくな方ばかりで、楽しくカメラ談義しながら課題をこなす。
次の課題、「前ボケ」を作る。落ちているススキを拾ってレンズの前に、ぶらぶらさせて撮る。
やべ、レンズに生えたカビみたいになっちゃった。。。
おっ！ふんわりできた。これでどうかな？
ちなみに鈴木先生の作品はこちら。やっぱプロカメラマンは凄いっす。
すずちゃんのカメラ！かめら！camera！
途中からみんなでおしゃべりして、お散歩してるだけの肩の力が抜けた空気になってきた。
これ面白いかも？蜘蛛の巣を狙うゆうかさん。
イベント終了15:00、本にサインしてもらって また逢う日まで。きっとまた会うでしょう。
さて夕方、太陽の斜光が出てきた。本来の目的の紅葉を撮りますか。自分のスタイルで。自由に。最後の5D MarkⅢ
久しぶりの5D3。暗所が簡単に黒く潰れてしまうダイナミックレンジの狭さが逆にいい。被写体の凹凸で光の奥行を作りやすい。自分が何を撮っているのかを伝えやすい。5D3の絵、やっぱ好きだなぁ。シャッター音もいいしね。
たぶん、これからも新しいカメラをたくさん買うと思う。でも5D3は自分の思い出の重要な一台になろう。そういう意味では、繊細な絵作りで驚異的な完成度の5D4は記憶に残らない。
CFカードの中に最後に記録されていた写真がこれ。小田急ドラえもん駅の看板。。。ごめんね5D3、最後がこんな写真で。。。
只の散歩のつもりが予定外のイベント、しかもカメラの撮影講座に参加する事になった。そんな初心者っぽい撮り方、学ぶ必要なんて無いって思ってたことなのに、ホンの2時間で大きな気づきと、ヒントをもらった気がする。
写真って奥深い。果てしなく深い。もう一回やり直そう。既に注文した新しいカメラと一緒に。
それにしてもゆうか、相変わらず可愛かったなぁ。
■ 国立昭和記念公園
〒190-0014 東京都立川市緑町3173
http://www.showakinen-koen.jp/
■プロカメラマン鈴木知子さんのWeb
すずちゃんのカメラ！かめら！camera！
インスタ
↑どの写真もヤバいです。。。
■こいしゆうかさん
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