Canon初のフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラ。2018年に24万円で発売されたがプロカメラマンや法人需要が少ない為か、あれよあれよいう間に値が下がり、2019年11月167,000円で購入。
2017年に33万円で買った
EOS 5D Mark4とほぼ同等性能なのに、フルサイズセンサー搭載機としては近年稀にみるコスパ最高のカメラと言える。
ミラーレスって玩具の様な製品だと思っていたのだが、
EOS Rはなかなかの男道具的な質感にあふれており、パッケージを開けた瞬間の満足度は高い。
しかしこのカメラ、実は欲しくて買ったわけじゃない。
一眼レフをやめてミラーレスにした理由は、Canonを代表するF2.8のズームレンズ3本がミラーレス用のRFマウントでこの夏に発売されてしまったから。一眼レフが売れなくなった昨今、ミラーレスに力を入れていきますってCanonの宣言だと受け取っている。
2019年、Canonは1本も一眼レフ用のEFマウントのレンズを発表しなかった。こうなると心配なのは一眼レフカメラの価格下落だ。私は
5D Mark4を高値掴みしているので、これ以上下落する前に売り抜けたい。これが潮時のようにも思えたのだった。
あのRFレンズが発売されてなかったらそうは思わなかった。
もう先が無いと宣言されたも同然のEFマウントをこれから一体誰が選ぶだろうか。初代5Dから5D Mark4までモデルチェンジの度に買い替えて来た。来年きっと5D Mark5は発売されるだろう。でももう買う事は無いと思う。
以下文章は当方の勝手な推測だが、長い時間をかけて一眼レフの機種は整理され、最後に残る一眼レフはプロ向けのEOS 1DXシリーズだけになると思う。銀塩からデジタルになった時もそうだった。
現在ほとんどの人は写真はスマホで十分だと思っていると思う。よっぽど特殊な環境じゃなきゃ実際に十分だし、スマホのカメラの進化は一眼レフやミラーレス以上に速く、もうカメラを必要とする人は、ほんのごく一握りの人達だけになってしまったんだと思う。
Google Pixel 4は高感度撮影も行けるし、iPhone11は広角も撮れるし、30秒露光もできるようになった。今は嘘くさいボケ表現もやがてソフトウェアがなんとかしてしまうだろう。益々一眼レフとの距離が縮まっている。日本人にしか売れなくなったiPhone、スマホもカメラ機能でしか差別化できないのでスマホメーカーも必死だ。
そんな少なくなったパイを奪い合う難しい時代に、フルサイズ・ミラーレスというジャンルを業界の空気を読まないSONYが作ってしまった。
ハイスペックのモンスターミラーレスを開発して、上級者=一眼レフ、初級者=ミラーレスというカメラメーカーが意図的に作り上げて来た過去の価値観をいとも簡単に破壊した。
これまで似たようなスペックでゆる~い戦いをしてきたCanonとNikonは相当に焦ったと思う。のろのろしてたら2019年、SONYのシェアは2位に浮上、Nikonと逆転してしまった。
Canonも明らかに変わった。現在連写の最も速いカメラはなんとエントリーモデルのミラーレス、
EOS M6 Mark2!ハイエンド向けカメラと差別化する為に出し惜しみしてきた機能を搭載せざるを得なくなった。一昔前のCanonでは考えられなかった事態である。
SONYはCanon、Nikonの2社に対して挑発的なスペックで戦いを挑んでおり、とても健全な競争原理が働いていると思う。そして誰も必要としてないスペック競争は間もなく飽和し、その後に安値競争が始まるだろう。そうなると業界全体が終わり、カメラは最後まで残ったわずかな人たち向けのニッチな高額製品へと変わっていく。
カメラの終焉は、自分の趣味の終焉を意味する。スティーブジョブスたった一人にぶっ壊されたオーディオ業界のようにならないように、なんとか踏み留まって欲しい。
Canon EOS RはSONYが作らせたカメラ。混沌とする時代の変化を象徴するようなカメラだと思う。
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