1962-05 Coleman 501

へり

2023年11月26日 21:58

1962年5月生産、61年前のバーナーを書斎のコレクションに追加。コールマン シングル ガソリンバーナー501。


501はジェネレーターの炎上事故を起こしてリコール、コールマンが市場から回収したと言われているバーナー。



 前期型の501と後期型の501Aがあり、燃料バルブが黒いタイプが501、赤いタイプが501Aで識別可能。タンク底面の刻印はどちらも501だが、501Aはサイドカラーに501Aの刻印がある。リコールしたので販売期間は短く、1961~1962年製しか存在しない。



 翌年ジェネレーターの形状を変更した502にモデルチェンジ、502は1963年~1984年まで22年の長期にわたって生産され、ベストセラーとなった。502は復刻シリーズもあり、1994年~1997の約4年間、502Aとしてレッドカラーで再販されているので、実際には26年間販売されている。まさに、当時のすさまじい第一次キャンプブームを象徴するような復刻劇であった。

左:ストレート形状のジェネレーター502 右:円形のジェネレーター501





 話を501に戻そう。Web上で販売されている501の生産月をささーっと調べてみたところ、確認できたところで、501の生産は1961年11月~1962年8月 501Aは1962年8月と9月生産しか見つけられなかった。501Aの生産はわずかでレア度が高そうだ。

 501のタンク刻印なのに、502のジェネレーターが乗っている個体を希少品と称して売っているケースを見かけるが、これはコールマンが501をリコール→502のジェネレーターに乗せ換えて再販した、リコールに応答した個体と想像している。(あくまでも私の推測です。501/502の混合個体は、タンク刻印の生産月が幅広く、501Aより古い62年6月なども存在する)
 




 また1961年~62年と言えば、ガソリンランタン200Aの赤い色相が変更になり、俗にいうバーガンディが発売されていた期間と一致する。突然の色相変更は、このバーナーの混乱と何か関連があったのか、無かったのかも興味深い。



 さて、私のところに届いたこのバーナーで着火テストする行為はコールマン501に失礼というものだ。このバーナーはコーヒー飲む為のバーナーじゃない。(爆発が怖くて着火できない笑)

 ポンピング圧と燃料バルブで排出量がコントロール出来るかを試して、火を付けずに静かに動作確認を終了した。私の寿命が来るまで「ときめきアイテム」として書斎にストックさせて頂く。




 インフレの世の中だが、最近コールマンのガソリンランタンとバーナーの中古相場は落ち着いた気がしている。

 オークションサイトでの落札価格は約22,000円。501/501Aは数年前に3万~5万前後で取引されていた記憶があり、コレクションしやすくなった。その多くが日本に集まり、供給過多になったのかも?


 オーバーホールもリペイントもされておらず、元箱も完全な状態で残っており、この手の製品はマニアの間を行ったり来たりしているだけなので、自分も一時預かりしているだけだ。いつか次のオーナーに渡るまでの間、劣化させないよう状態維持に努めたい。


 さて、次のターゲットは1940年代のコールマン500カナダモデルかなw バーガンディの話したらやっぱり欲しいし、キャンプ頻度はすっかり減ったのに、ランタン/バーナーに対する物欲は今も尚、健在である。







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