ポリエステル×コットン。着ると首元が痒くなる安物Yシャツの代名詞だったような素材だが、近年のアウトドアシーンでは速乾性でテントの素材に重宝される。
複数のテントを使い分けているが、
NORDISK アルヘイムは12.6㎡のサイズ感がソロキャンプに丁度良く、ペグの数は多いものの設営しやすく、結露が少ないので使用頻度もそこそこ多く使っていると思う。
過去記事:
レビュー ノルディスク アルヘイム12.6㎡
ポリコットンテントの代表とも言えるテントだが、2013年に購入して12年が経過した。購入当時はまだポリコットンのテントは少なかったので、半信半疑、耐久性には疑問を持っていたのだが、このテントが経年でどう変化したのか。
いきなり結論だが、、、→ 新品時から現在まで特に何の変化も無し
トラブルや不具合が全く何も無かった12年間。剥がれるようなシムテープは最初から付いてないし、縫い目からの雨漏りも無い。もちろんポリウレタンも使われていないので加水分解とは無縁である。
汚れが目立ちそうな色だけど、特に汚れてもいないし、生地が破れた事も無ければ、ガイロープが切れた事も無く、ジッパーが壊れた事も無い。思えばポールも1本しか無いので破損部位がそもそも少ない。
各部位ステッチのほつれも皆無。
色相に関して言えばノルディスクの特徴であるベアマークやブランドロゴも色あせていない。
一応よく乾かした上で保管するようにはしているが、本体も収納ケースにもカビの発生は無い。
ショックコードも加水分解しそうなもんだけど、現時点では柔軟性を維持している。
ノルディスクのポリコットンは結果的にとても耐久性のあるテントでした。更に10年使えそう。比較的高価なテントだが買う時に高いだけで、長く使えるので結果的に安価と言ってしまって差し支えないだろう。
(とは言っても、このテントはドイツのショップで当時のレートで3万円弱で購入したので、決して高いテントでは無かったのだが)
長く使えるテントが希望ならノルディスクのポリコットンテントは間違いの無い選択だと思う。
ちなみに私は、革靴にしても、鞄にしても、時計にしても、高価でも一度購入したら長く使い倒せて、修理しながら経年変化を楽しめる製品というのが好みなのだが、そんな購買嗜好にもぴったりのテントでした。
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