ナチュログ管理画面 キャンプ キャンプ 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

ファミリーキャンプのちソロキャンプ

ソロって楽しいの?ってよく聞かれます。言葉では答えられません。でも写真で伝える努力してます。

レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡

   

 耐水圧1,800mm。テント性能の指標として宣伝文句によく唄われる。スノーピークは平均値で無く、Mini値を表示して商品アピールしている程だ。しかし、そんな性能を求める人は少数なんだとこのテントが証明してしまった。このテントの耐水性能は通常の1/5となる350mmだ。(国内メーカーと欧州メーカーが同じ計測方法なのかは不明だけども。)
ノルディスク アルフェイム





 ノルディスクが正規代理店を通して日本に入ってきたのが2010年。冬にキャンプをしない人は知らないかもしれないが、わずか5年で冬の定番テントになった。

ノルディスクの白い生地は2種類あり、コットン100%のOrganicと、ポリエステル30%+コットン70%混合生地のBacicがある。自分が所有しているのは後者でアルフェイム12.6㎡の2013年モデルである。12.6とは面積(㎡)の事で、このテントは直径φ400cmなので、円周率を掛けた値が≒12.6という意味である。サイズバリエーションは、直径4mの12.6㎡と直径5mの19.6㎡がある。
ノルディスク アルフェイム
設営はスカートをペグダウンしてポールで立ち上げるだけの簡単さ。ペグダウンは20ケ所必要だが、風の無い日ならガイロープを省略して最低自立本数は10本。26本必要なアスガルドよりもずいぶん楽。但し、ガイロープを張らないとテント内が広がらず、かなり内部は狭く感じるのでよっぽど面倒でなければ20本全て打つのがおすすめ。

ポールはφ28mm 272cm-280cm 4段階長さ調整機構付き1.0mm厚スチール(アスガルド よりも薄い!)。両端に滑り止めのゴム材付き。カット断面がバリ取りも面取りもされておらず、プレスで絞ってカットされた只の鉄パイプなのだが、幕体が重たいだけに設営時や強風時に割れたり曲がったりする不安が残る。自分もまだやっていないがφ30mm程度のアルミ製ポールを加工して交換しようと思っている。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡


レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡


標準で付属のペグはアスガルド と共通の平板スチール28cmの砂浜キャンプ仕様。柔らかい地面向けのペグなので、ソリステ系ペグの追加購入は必須である。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡


自在のデザインもコットンシリーズ独自のもの。この自在、自分は調整しづらくて好きじゃない。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡



この三角錐の形、シンプルな形状が気に入ってるが、この形状が故にテント内の下側外周空間はデッドスペースとなる。背の低い荷物などを外周側に置いて住居スペースを確保したい。ここがデッドスペースの無いアスガルド と最も異なるところ。

同じ12.6㎡でもアスガルドなら4人でも広く使えるが、アルフェイムは4人がギリギリという印象。しかし出入り口はアスガルドよりも高い位置までジッパーがあるので出入りはアスガルドよりも楽。どちらも一長一短ある。
ノルディスク アルフェイム



上部のベンチレーションは3つのロープを引っ張ってポールにセットすると開く。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡


出入り口には2013年モデル以降メッシュが追加された。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡


フロアレスで使うと、スカートと地面の間に隙間ができる。風が強い日はここから落ち葉が入り込んでくる。下の写真は、非常に風が強かった日の一晩でたまった落ち葉。フロアレスの場合はコット寝必須。もちろんジップフロアを使えば何も問題無い。
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡



私はこれまでNANDO400→アルフェイム12.6㎡オップランド3PUアスガルド12.6㎡ とノルディスク製品を4幕購入しており、スノーピーカーならぬノルディスカーと言っても良いぐらいのファンぶりだが、決して特別なブランドに思い入れがあるわけでは無く、現物と価格のバランスが絶妙なのでついつい手を出してしまうという状況である。

ちなみに国内正規販売も、並行輸入業者も、物凄いマージンを取っていて高価格だが、欧州では決して高価では無いし、セールの対象にもなるブランドなので、EUR圏で安いショップを見つけて個人輸入するのがおすすめ。

さて、そろそろ虫が活発な季節。ランタンに照らされた白いテントには虫が寄って来てへばり付くので晩秋まで一休みさせるつもりである。





にほんブログ村 アウトドアブログ ソロキャンプへ
にほんブログ村

ソロキャンプランキング



HOMEに戻る




このブログの人気記事
レビュー:MSRフロントレンジ
レビュー:MSRフロントレンジ

息子のカメラ
息子のカメラ

STAR MEADOS富士ケ嶺高原 富士山星景キャンプ
STAR MEADOS富士ケ嶺高原 富士山星景キャンプ

師走のふもとっぱらソロキャンプ
師走のふもとっぱらソロキャンプ

Prologue:STAR MEADOS富士ケ嶺高原
Prologue:STAR MEADOS富士ケ嶺高原

同じカテゴリー(キャンプ用品)の記事
 Coleman 200A オーバーホール (2024-03-10 10:52)
 シアーズ ランタン 476.74060 オーバーホールその2 (2024-02-28 06:18)
 シアーズ ランタン 476.74060 オーバーホールその1 (2024-02-26 12:34)
 1962-05 Coleman 501 (2023-11-26 21:58)
 SOTO-SOD372 ストームブレイカー 完バラ (2023-04-16 09:57)
 ソロキャンパー ペグを磨く (2023-01-22 13:19)
 ちょい改造:FUTURE FOX ヒーターアタッチメント (2021-12-12 19:52)
 レビュー:MSRフロントレンジ (2021-01-06 11:35)
 レビュー:ナショナルジオグラフィック×鎌倉天幕 HIDEOUT (2020-03-14 16:39)
 MSRついに加水分解対策か?? (2020-02-08 07:27)



この記事へのコメント
アルフィエムとアスガルド、両方お持ちなんですね。

最近、嫁からテントから出るときの中腰が嫌いと言われ、いろいろと物色しているのですが、euro圏で個人輸入すれば安く買えるんですね。

日本に個人輸入できて安く買えるお店、教えていただけませんか〜

ぴーぴー
2015年05月24日 00:23
>ぴーさん

私が買っているのはショップは下記。
www.outdoorfair.de/default.aspx

今はセールやってませんが、昨冬にアルフェイム12.6が277EUR+送料58EURでした。ドイツのサイトですが英語OKで、サポートも問題ありません。インボイスも出してくれます。

へりへり
2015年05月24日 06:05
昨夜上記のサイト拝見してみましたが
ノルディスク安いのが分かりました^^
ところでアルヘイムですが…
ポールを短くして設営も出来るらしいですが
一番短くしても、隙間あいてしまうものなんでしょうか?
教えてください^^

劇団にひき劇団にひき
2015年05月25日 06:55
>劇団にひきさん
ポールを一番短い状態にしても隙間は開きます。
ちょっと伝えづらいですが、ペグ打ちする部分のストラップが長すぎて、
風が吹くと上に幕が持ち上がるんですよね。

へりへり
2015年05月25日 07:16
なるほど意味分かりました!
ありがとうございます^^
幕の中の明るさ…非常にいいなぁと思ってるんです。
購入するならあえてアスガルドだと思いますが…

コットン幕…一度味わうと結露知らずなとこ
とんでもない恩恵だとおもうんですよね。

劇団にひき劇団にひき
2015年05月25日 17:45
>劇団にひきさん

幕の中は本当に明るいです。あの明るさのおかげで気持ちも軽くなるかも。結露もそうですが、雨も弾くので結構びっくりします。あの水玉がいつまで続くのかは分かりませんが。対水圧性能っていったいどんな評価方法なんだろうと思います。

アスガルドは形状が可愛らしすぎてソロの親父が一人で使うのはちょっと恥ずかしくて。中で眠っていても、サーカスみたいで可愛い!って通りすがりの人の発言が聞こえるし。

住居スペース等欠点はいろいろありますが、私はアルフェイムの方が男性的で好きです。

へりへり
2015年05月25日 18:46
>ぴーさんと劇団にひきさん

お二方同時返信ですみませんが、書き漏らしました。アスガルド、アルフェイムぐらいの価格帯のテントですと、3000円~4000円の輸入関税が掛かります。DHLで輸送されますが届けてくれるのは郵便局の方です。(上記のお店で注文するとDHLのトラッキングNo.の連絡があります。)宅配の時に関税支払う必要がありますので考慮して下さい。

へりへり
2015年05月25日 21:10
ご丁寧にありがとうございます。

やはり、outdoorfairでしたか。
ここもセールがあるんですね。もう少し、こまめに覗くようにしてみます!

ぴーぴー
2015年05月25日 22:53
わ~(●^^●)憧れのシロクマ~♪
うらやましい限りですが

ふむ、そんなお悩みが・・

うちはタープが白なのでかなり虫がよってきそうですね・・(そんなこと考えて買わなかった・・)

soyokazefufu (妻)

soyokazefufu
2015年05月28日 11:44
soyokazefufu (妻)さん

ランタンの前に白いタオルぶら下げてタオルを照らすと虫がタオルに集まり虫除けになります。一般的な夏のキャンプテクです。たまにカブトムシが引っ付いて息子大喜びなんて時代もかつてはありました。。。

へりへり
2015年05月28日 21:57
だいぶ前の記事へのコメントで恐縮です。
質問があってコメントさせていただきました。
当方、アルフェイムかアスガルドで相当悩んでおり(サイズは12.6)、
こちらにたどり着きました。
季節によって使い分ける余裕はないので、この幕で通年過ごすことになりそうです。夏場はどちらも暑いとは思いますが、敢えて言えば、風の通りが良さそうなアスガルドの方が若干は涼しいのでしょうか?
・雨の降りこみもアスガルドに分がありそう
・入口付近にタープ連結しやすそう
それ以外にもこんな理由で、なんとなくアスガルドに傾いておりますが。。。
長所短所どちらでも構いませんので、両方の所有者目線で、なんらかアドバイスいただけると大変助かります。
本当に一長一短で決められないのです。。。
(ちなみにスノーピークトルテュproからの買い替えです)
ひろさん
2015年08月28日 14:10
>ひろさん

初めまして。コメントありがとうございます。
夏の暑さに関してはアルフェイムもアスガルドも大差ありません。下面のベンチレーターを開けてもメッシュなので風が通るわけでもありません。しかしアスガルドは裾を巻いてタープのようにする事ができ、この点でアスガルドが有利だとは思います。

雨の入り込みはご指摘の通りアルフェイムは円錐状なので入り口を開けば雨はかなりの範囲に入ります。

タープの連結に関してもアスガルドは丁度よいところにエントランスポールの凸部があり、カラビナ等の別部品が無くても連結できます。

人数にもよりますが、同じ12.6でも中の広さは大きな違いがあり、アルフェイムは4人がきつく、アスガルドは余裕有りといった感じです。

アスガルドの長所ばかりになってしまいますが、アルフェイムの長所はトップのベンチレーターの開閉ができる為、冬の暖房キャンプの換気に優れていて安心、円錐状の為、中を暖め易い、テントに積雪しづらいところだと思います。こんな答えでいかがでしょうか?

へりへり
2015年08月28日 22:46
ご丁寧なお返事、まことにありがとうございます。
使用者のリアルなご意見はとても参考になりました。
やはり我が家のスタイルにはアスガルドが適していると感じます。
夏場暑いのはガマンします。あまりに暑い時は他メーカーの幕で凌ぎます。
ちなみに私も1971年生まれだったりします。
ひろさん
2015年08月29日 08:43
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
レビュー:ノルディスク アルフェイム 12.6㎡
    コメント(13)