笑's A-4君は自分にとって特別な焚火台だ。なぜならソロキャンプとブログを始めるきっかけを作った道具だから。
焚火台は長い間、中々気に入る製品が見つからなかった道具の一つで、これまで5製品を買い替えて来た。なぜ、たかが直火を防ぐ為だけの道具が、こんなに重くて、かさ張って、撤収が面倒で、値段が張るのか。。。
ずっとバカバカしいと思っていて、最終的には焚火台を持って行かず
コールマンのスチールBBQグリルで焚火していたのだが、そのスタイルは恰好悪く何か良い製品は無いものだろうか?
たしか2013年の後半だったと思う、Google様にお尋ねして連れて行かれた先が おおてつさんのブログ「
ぶらりソロキャンプの旅」である。そこで初めてナチュログなる存在も笑'sの焚火台も知った。
言葉少なめに主題が明確な美しい写真で語られるおおてつさんのブログを初めて見た時は衝撃で、2日がかりで全てのエントリーを読んだ。各地のキャンプ場が美しく、道具はスタイリッシュで、そして美味しそう。被写体としてノーターゲットだったキャンプ場の写真にも興味が出てきた。
変わり者の趣味だと思っていたソロキャンプを、自分には関係の無い世界だと思っていたソロキャンプをやってみたくなったのである。
当時は子供がキャンプに着いて来なくなってきており、キャンプの頻度は年に2,3回になっていたが、
笑'sの焚火台を買ってファミリーキャンプに出掛け、たんたんとソロデビューを目論むようになった。
購入した、
A-4君は軽くて薄く、初代
MacBook Airがスティーブジョブスの持つ封筒から出てきた時と同じ感動だった。
コンパクトな焚火台は世に沢山あるが、単にコンパクトなだけで無く、横壁の高さ、底面の空気流入口、前面の扉、灰の受け、どの部分を見ても、たかが焚火台を真剣に考えた人がこの製品の裏側にいる事がハッキリ感じ取る事ができ、すごい製品だと思った。
わずか数人で編集していてスポンサーがらみ、そこらのアウトドア雑誌よりもよっぽど有効でタイムリーな情報が個人のブログにはあると知った瞬間でもあった。
そして
2015年1月の朝霧ジャンボリーでソロデビューとブログデビューを果たし、治療薬の無いソロ脳にむしばまれていく事になる。。。
下面から入る空気と風を防ぐ横壁のおかげで、自分が好きな小さな火を少しずつ継続させるチビチビ系の焚火が容易くできる。炭火の基本である「遠火で強火」も簡単。実は直火好きなのだが、直火と比べると燃やしやすさは歴然と異なる事に気が付く。
BBQグリルなら当たり前の構造なのに、なぜ殆どの焚火台は分厚くて重たくて空気循環が考えられていないのか不思議に思う。
標準品の
グリルプレートは魚の皮がくっ付いて焼き辛そうなので、昔から持っていた
スノーピーク 焼アミステンレスハーフ Proを合わせている。
ロストルは
ハードタイプもオプションで用意されているが、自分のはノーマルのまま。歪む度にハンマーで叩いて平らにしている。いつか買い替えようと思っているが、3年経った今でも全く問題無く使えているので
ハードロストル買うのは相当先になるんじゃないかと思う。
何度か披露しているが、取っ手を付けた板をフタ替わりに使うとスモーカーとしても使えて荷物の削減にも有効だ。(その代わりスモークしている間、焚火が出来ないが。。。)
最近ソロキャンプデビュー時に塗った耐熱塗装が剥がれてきた。剥がれた塗装の内側はまだピカピカのステンレスの状態を維持している。という事で再塗装。
軽くヤスリ掛けして中性洗剤で洗い、
耐熱スプレー塗装。使い込んだ感じが無くなってしまうのが残念だが、新品みたいに甦るのもこれはこれでいい。
A-4君、ソロキャンプのお供に、これからもどうぞよろしく。
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