レビュー:Hot Candy Heater
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GRiPSで定期的に販売されるHot Candy Heater、
トランギアのアルコールストーブに乗せて使う。
名前はヒーターだが小さな製品なので冬キャンプで身体を暖められるほどの暖かさは当然だが無い。ソロテント内を暖めるには十分かも知れないが、バーナーの上に置くだけの製品なので安定性に欠け、テント内で使用するのは余りにも危険だ。
「Hot Candy Heater Made in Japan」の刻印は初期ロットのみで、現在の販売分には無くなってしまった。
卓上に置いて手を温めたり、ホッカイロの様に使っているが、
ペトロマックスHL1のように、燃焼を見て楽しむ製品だと割り切るのが良いと思う。その役割は焚火と似ている。温められるのは身体ではなく心である。燃焼中はシューっとなる燃焼音が心地良い。
アルコールバーナーの上に乗せればよいだけの製品だが、冷たいヒーターを乗せるとバーナーが消えてしまうので事前にヒーターをプレヒートする必要がある。
アルコールバーナーに火を入れたら、ヒーターの下面が赤くなるまで炙る。これがこのヒーターのプレヒート作業。外気温にもよるが2~3分ほど。ヒーターを乗せた直後は燃焼が安定せず、横面から炎が飛び出すが、暴れる炎を眺めるのもまた楽しい。
その後は安定し、しばらくの間かすかな音と温かさが続く。。。
いろいろなスタイルのキャンプがある。子供との時間を大切にするキャンプ、夫婦で料理を楽しむキャンプ、見知らぬ人との出会いを期待するキャンプ。気の合う仲間とワイワイ楽しむキャンプ。キャンプという言葉でひとくくりにされたとしても、それぞれは全く別の行為だ。
決してこの道具がキャンプに必要だとは思わない。でもこの製品が発売から約2年を経過しても尚入手困難だという事は、自分のように一人の時間と癒しだけを求めてキャンプしている人がたくさん居るんだという事なんだと思う。
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