レビュー:スノーピーク HDタープ ヘキサ L
しかし、デザイン重視の非対称形状が故の下記デメリットを覚悟する必要がある。カタログスペックからは伝わってこないので購入を考えている方の参考になれば幸い。
①長翼側280cmと短翼側240cmでメインポールの長さが異なるのでタープを広げるまで どちら側に使うポールなのかわからない。
→強風や雨天時に幕体を地面に広げずに設営する時に大変不便だ。タープの設営方法は後述。
②長翼側のポールは標準で280cmと高く雨天時に雨が入り込んでくる。
→ポールを低くする対応が必要な場合がある。
③短翼側の有効面積が少なく、日影が少ない。
長翼側に150cmのサイドポールを立てるとシルエットを崩さずレクタタープの様に使うことが出来る。180cmポールだとペグダウンの位置を変えなければならず、シルエットにも影響が出てしまう。
余談だが、このタープは長翼側と短翼側でサイドロープの長さも異なる(長翼側が短い)のだが、これを反対に付けているユーザーをキャンプ場でよく見かける。ピシッと張れないばかりか、設営面積がやたら広くなってしまうので注意したい。
さて、タープ話のついでにオープンタープの設営方法を紹介したい。コールマンの公式Youtube動画にヘキサの設営方法がアップされている。この方法は地面にタープを広げてペグダウンの場所を決めたり、ロープ角度を確認したりしているが、こんな事してたら朝霧やふもとっぱらではペグダウン前に強風でふっ飛ばされてしまう。

いろいろな考え方があり、それぞれの方法があると思うが、自分のヘキサタープの建て方は、基本的に幕体を地面に広げずに建てる。手順は下記。
①いきなり4ヶ所をペグダウンしてメインのガイロープをペグにセット、近くにポールを置く。
なぜペグの位置を決める事ができるのか?ペグからペグの位置を予め自分の歩幅で縦に何歩、横に何歩か測って把握しておく。こうするといつ何処で建ててもペグ位置とポール位置は完全一致する。設営の度にタープを広げていちいち距離や角度を測る必要は無い。
ヘキサLはデカいので区画サイトに入らない事が多いが、歩幅が把握できていると入るのか入らないのかをタープを出さなくても予め判断できる。設営の度に歩幅を忘れてしまうので収納ケースのタグの裏に書いてある。自分の歩幅で縦に16歩、横に10歩。これ以内の区画なら設営可能。

②タープを巻いたままタープの三角金具にロープとポールをセットしてポールを建てる。予め両端の三角金具が出せるようにタープを畳んでおくことが大切。(写真では地面にタープを置いているが、タープは手で持ったまま作業する。)

③テンションを維持しながら少しづつタープを広げながら反対側まで進みポールにセット。強風の時はこの時に風の影響を受けるので注意する。自在を締めたらひと安心。ペグ選択をミスってなければ相当な風が吹いていても大丈夫。メインポールのロープの角度はポールに対して45度に開くのが強度的に理想だが、そこまで広げると人の出入りで足を掛け易くなってしまうので自分の場合はもっと狭くして動線を確保している。

⑤サイドの4ヶ所をペグダウン、その後メインロープの自在を増し締めして完了。ガイロープはアメニティドームと同様のロスコのポリエステル パラコード
レッドに変更している。(自在はコールマンのアルミ自在
に変更。スノーピークは穴が大きくてパラコードが滑り易い。)

この方法ではペグ&ハンマー→ロープ→ポール→幕の順に収納袋から出すので収納する時はその反対の順序で収納する。
ポールを使って幕体をぐるぐる巻いて収納してしまうとこの設営方法は出来ない。またタープのたたみ方も両端の三角金具が見えるようにしておく必要がある。自分のは長翼側がどちらか分かるように三角金具にマーキングしてある。

一回二つ折りしてタープの両端を揃えた後にぐるぐる巻く。

収納袋から両端を出せるように収納しておくと収納袋から少しづつ出しながら設営する事もできる。
ちなみに自分はドームテントの設営手順もスノーピークやコールマンの公式サイトとは違うので、また機会がある時に記事にしたいと思う。
最後に。
自分が持っているスノーピークの幕は、アメニティドーム
、ヘキサL
、ペンタ
の3幕のみ。この3つは古くなったら何回も買い替えようと思っていたのに2015年に色の変更がありアメド以外は茶色になってしまった。個人的には2015年の色変更は非常に残念。ヘキサ旧色未使用新品ヤフオクに安く出してくれたら自分に落札されますので宜しくお願いします。
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①長翼側280cmと短翼側240cmでメインポールの長さが異なるのでタープを広げるまで どちら側に使うポールなのかわからない。
→強風や雨天時に幕体を地面に広げずに設営する時に大変不便だ。タープの設営方法は後述。
②長翼側のポールは標準で280cmと高く雨天時に雨が入り込んでくる。
→ポールを低くする対応が必要な場合がある。
③短翼側の有効面積が少なく、日影が少ない。
長翼側に150cmのサイドポールを立てるとシルエットを崩さずレクタタープの様に使うことが出来る。180cmポールだとペグダウンの位置を変えなければならず、シルエットにも影響が出てしまう。
余談だが、このタープは長翼側と短翼側でサイドロープの長さも異なる(長翼側が短い)のだが、これを反対に付けているユーザーをキャンプ場でよく見かける。ピシッと張れないばかりか、設営面積がやたら広くなってしまうので注意したい。
さて、タープ話のついでにオープンタープの設営方法を紹介したい。コールマンの公式Youtube動画にヘキサの設営方法がアップされている。この方法は地面にタープを広げてペグダウンの場所を決めたり、ロープ角度を確認したりしているが、こんな事してたら朝霧やふもとっぱらではペグダウン前に強風でふっ飛ばされてしまう。

いろいろな考え方があり、それぞれの方法があると思うが、自分のヘキサタープの建て方は、基本的に幕体を地面に広げずに建てる。手順は下記。
①いきなり4ヶ所をペグダウンしてメインのガイロープをペグにセット、近くにポールを置く。

なぜペグの位置を決める事ができるのか?ペグからペグの位置を予め自分の歩幅で縦に何歩、横に何歩か測って把握しておく。こうするといつ何処で建ててもペグ位置とポール位置は完全一致する。設営の度にタープを広げていちいち距離や角度を測る必要は無い。
ヘキサLはデカいので区画サイトに入らない事が多いが、歩幅が把握できていると入るのか入らないのかをタープを出さなくても予め判断できる。設営の度に歩幅を忘れてしまうので収納ケースのタグの裏に書いてある。自分の歩幅で縦に16歩、横に10歩。これ以内の区画なら設営可能。

②タープを巻いたままタープの三角金具にロープとポールをセットしてポールを建てる。予め両端の三角金具が出せるようにタープを畳んでおくことが大切。(写真では地面にタープを置いているが、タープは手で持ったまま作業する。)

③テンションを維持しながら少しづつタープを広げながら反対側まで進みポールにセット。強風の時はこの時に風の影響を受けるので注意する。自在を締めたらひと安心。ペグ選択をミスってなければ相当な風が吹いていても大丈夫。メインポールのロープの角度はポールに対して45度に開くのが強度的に理想だが、そこまで広げると人の出入りで足を掛け易くなってしまうので自分の場合はもっと狭くして動線を確保している。

⑤サイドの4ヶ所をペグダウン、その後メインロープの自在を増し締めして完了。ガイロープはアメニティドームと同様のロスコのポリエステル パラコード

この方法ではペグ&ハンマー→ロープ→ポール→幕の順に収納袋から出すので収納する時はその反対の順序で収納する。
ポールを使って幕体をぐるぐる巻いて収納してしまうとこの設営方法は出来ない。またタープのたたみ方も両端の三角金具が見えるようにしておく必要がある。自分のは長翼側がどちらか分かるように三角金具にマーキングしてある。

一回二つ折りしてタープの両端を揃えた後にぐるぐる巻く。

収納袋から両端を出せるように収納しておくと収納袋から少しづつ出しながら設営する事もできる。

ちなみに自分はドームテントの設営手順もスノーピークやコールマンの公式サイトとは違うので、また機会がある時に記事にしたいと思う。
最後に。
自分が持っているスノーピークの幕は、アメニティドーム
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この記事へのコメント
なるほどです。
歩幅はとてもいい案ですね!
考え付きもしませんでした。
さっそく使わせてください。笑
公式の説明のように分かりやすかったです。
歩幅はとてもいい案ですね!
考え付きもしませんでした。
さっそく使わせてください。笑
公式の説明のように分かりやすかったです。
たたみ方の工夫凄いです!なるほどなぁと勉強になりました^^
このところ強風続きで、ガイロープガッチリ45度で張ってましたが確かに動線考えるといちいち回り道になるので、引っ掛かりやすいです。
これも参考にさせて頂いて次回色々試してみます!
このところ強風続きで、ガイロープガッチリ45度で張ってましたが確かに動線考えるといちいち回り道になるので、引っ掛かりやすいです。
これも参考にさせて頂いて次回色々試してみます!
> 蔵之介さん
歩幅で計る方法は、息子が小学生だった当事、夏休みのキャンプ教室で習ってきた方法です。息子に教わりました。
やっぱりプロの人は凄いなぁと思いました。
歩幅で計る方法は、息子が小学生だった当事、夏休みのキャンプ教室で習ってきた方法です。息子に教わりました。
やっぱりプロの人は凄いなぁと思いました。
>劇団にひきさん
ガイロープの多いタトンタだと尚更足ひっかりやすいでしょうね。
強度や幕体のシワだけでなく道具の配置によってペグダウンの
位置を考えたりすると設営も更に楽しくなると思います。
ガイロープの多いタトンタだと尚更足ひっかりやすいでしょうね。
強度や幕体のシワだけでなく道具の配置によってペグダウンの
位置を考えたりすると設営も更に楽しくなると思います。
うむうむ
やっぱり素敵、スノピのヘキサ◎
大きさもほどよく・・ケシュアに決めるまでは候補にもあったタープです・・
たたみ方、我が家も気にして・・調べたりもしてますが
いつもうまくできないんですよねぇ(^^;)手間取る・・
soyokazefufu(妻)
やっぱり素敵、スノピのヘキサ◎
大きさもほどよく・・ケシュアに決めるまでは候補にもあったタープです・・
たたみ方、我が家も気にして・・調べたりもしてますが
いつもうまくできないんですよねぇ(^^;)手間取る・・
soyokazefufu(妻)
soyokazefufu(妻)さん
たたみ方は、自分がどうやって広げたいかで変ります。
正しい方法は無いと言っても過言ではありません。
次に広げる時を想像していろいろ試して下さいね。
メーカーの公式サイト見て、他人のサイト見てでは全く参考になりません。
積載スペースや移動方法で選ぶ用品や手順は変るし、設営手順も全く異なります。でもそこが面白いところかも知れませんね。
たたみ方は、自分がどうやって広げたいかで変ります。
正しい方法は無いと言っても過言ではありません。
次に広げる時を想像していろいろ試して下さいね。
メーカーの公式サイト見て、他人のサイト見てでは全く参考になりません。
積載スペースや移動方法で選ぶ用品や手順は変るし、設営手順も全く異なります。でもそこが面白いところかも知れませんね。
こんばんは~
先日はコメントありがとうございまいした!
今日、ヘキサを強風の中設営してみたんですが、へりさんの仰るとおり自在がスカスカでダメでした(´∩`。)
なので、自分も自在を変更しようと思います。。
へりさんのヘキサの設営レポ、歩幅で計る方法などすごく参考になります!
先日はコメントありがとうございまいした!
今日、ヘキサを強風の中設営してみたんですが、へりさんの仰るとおり自在がスカスカでダメでした(´∩`。)
なので、自分も自在を変更しようと思います。。
へりさんのヘキサの設営レポ、歩幅で計る方法などすごく参考になります!
AyaKanパパさん
こちらにまでコメントありがとうございます。
品番の書き込みもありがとうございました。私と同じでしたね。コールマンの自在だったら強風でもビクともしないので大丈夫です。でもあとちょっと小さい穴が欲しいので自分もまだ物色中です。
こちらにまでコメントありがとうございます。
品番の書き込みもありがとうございました。私と同じでしたね。コールマンの自在だったら強風でもビクともしないので大丈夫です。でもあとちょっと小さい穴が欲しいので自分もまだ物色中です。