今更感たっぷりだが、テントのレビューを少しづつアップしていきたいと思う。

最初のレビューはノルディスク・アスガルド12.6㎡

ポール構成は、メインポール(左）とエントランスポール。メインポールはφ28mm長さ247cm-255cmの調整機構付き1.5mm厚スチール。両端にラバーが付いていて滑らないようになっている。長さ調整は穴にピンを差し込んで固定するが、設営時に外れ易くて面倒だ。エントランスポールはφ19mmで3分割されている。オス/メスの勘合は結構渋い。オップランドやレイサなどのレジャーシリーズは精度の高いアルミ製なのに、アスガルドやアルフェイムなどのコットンレンジシリーズはそれ程の精度じゃないスチール製。同じメーカーと思えない構成になっている。



付属のペグは、28cmのスチール平板。砂浜などの柔らかい地面に適したペグで、固い地面に備えてソリステ系のペグの追加購入は必須。
このペグしか持たずにキャンプに行くと大変な苦労になる。



アスガルドのサイズバリエーションは3種類有り、7.1㎡はフロア一体型なのだが、12.6㎡と19.6㎡はフロアが付属されておらず、オプション扱いとなる。自分はフロアを持っていないのでフロアレスで使っている。

設営時、フロアを使う場合はジッパーで本体とフロアを連結すればペグダウンしなくてもポールが自立できるので、簡単に設営できるが、フロアレスで設営する場合はポールが自立できないので適当な場所に3、4か所の仮ペグダウンが必要になる。写真赤丸部。
(これが正しい方法なのかどうか分からないので、詳しい方いましたらアドバイス下さい。）


フロアレス アスガルドの設営方法
①地面に本体を広げる。
②中心がどこだか分からないが、スカートの４ヶ所を適当にペグダウン
③ポールを入れて立ち上げる。
④シェイドの前後左右の４ヶ所ペグダウンここでポールセンターが決まる。
⑤位置がズレた②の仮ペグを抜く。
⑥出入り口のエントランスポールを設置
⑦シェイドの残り9本をペグダウン。その後スカートの13本をペグダウンして完成






2013年モデルと2014年モデルは名前はアスガルドのまま変更は無いが仕様が変わっている。ZIPフロアの互換性が無いので中古で購入する人は注意したほうがいい。2014年モデル(モデルNo.142023)以降アスガルドはスカートをロールアップできるようになり、タープとして使う事も可能になった。


同じ12.6㎡でも、アルフェイムよりも中は広く感じる。裾のデッドスペースも無くスペース効率の大変良いテント。4人家族なら12.6㎡がぴったり。本体はφ4ｍ ガイロープも含めるとφ6ｍ程度必要なので区画サイトの場合は事前にキャンプ場にサイトの広さを確認した方がいいかも知れない。下面のベンチレーションは5箇所。



天井のベンチレーションは3箇所。中央の円にメインポールをセットする。



エントランスポールはテントの出入り口上部に穴が開いているのでそこに差し込んで位置を固定する。



居住性は非常に高く開放的に過ごせるテント。設営そのものは簡単だが、このテントの残念なところはペグの数。シェイドに13本、スカートに13本、計26本！のペグダウンが必要。地面の柔らかいキャンプ場なら設営は15分程度だが、地面が硬かったら1時間かかる。しかし多数のペグダウンのおかげで風には強い。先日の潮干狩りの時もビーチテントが次々と転がっていく中アスガルドはビクともしなかった。



キャンプ場でこのテントを組んでいるユーザーがいつまで経ってもカンカンペグを叩いてうるさくても、どうか大らかな心で見守って欲しい。本気で大変なのだ。

にほんブログ村

ソロキャンプランキング

HOMEに戻る